COLUMNコラム

2023/07/14

PICK UP D-PEOPLE #04 Vol.2 | 五感に磨きがかかる「時間と場所」

PICK UP D-PEOPLE #04 Vol.2

大髙啓二さん

4hearts 代表。VMD + 五感空間デザイナー


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PICK UP D-PEOPLE とは?

 

「道具を愉しむことで得られる豊かさがある」
DULTONがつくりだすプロダクトとそれらが織りなす空間にはそんな信念が込められています。
「PICK UP D-PEOPLE」は DULTON の信念に共感した人たちを紹介する連載企画です。
さまざまなフィールドで活躍するユニークな方々とのトークをお楽しみください。

Profile

おおたかけいじ 1968年6月6日、山梨県生まれ。東京都在住。百貨店の販売スタッフを経験したのち、VMD 担当として売り場づくりの チーフディレクター、インストラクターを務める。2013 年、VMD に光・音・香・体験という五感の演出をプラスした空間デザインでリアル店舗を強くするサポートカンパニー 4hearts を設立。多彩な分野の空間プロデュースや人材育成、講演活動を行っている。

人々を笑顔にする空間をつくり出す 4hearts 代表の大髙啓二さん。最終回となる Vol.2 では、海辺のセカンドハウスでの有意義な時間、そこで愛用する DULTON のアイテムについて聞いてみました。日々の暮らしに生かせる心持ちやアイデアがたくさん散りばめられています。


Vol.1はこちら>


自分の時間を楽しむための海辺のセカンドハウス

DULTON(以下 D):大髙さんがプライベートで大切にしていることはなんでしょうか?

大髙さん(以下O):「時間と場所」ですね。

D:そのように思ったきっかけは?

O:4年ほど前に友だちがアドバイスをくれたんです。『大髙さんはこのままの働き方を続けたら早死にしちゃう。ひとりでゆっくりできる場所と時間があったほうがいいよ』って。

D:そんなにいそがしくされていたんですね。

O:独立してから5年ほど土日も休まずフルで働いていました。月曜から金曜までは日本で、週末は毎週中国に出張。空間演出の仕事なので、打ち合わせは店舗営業終了後の夜になることが多い。だから平日は朝9時から夜0時まで動きっぱなし。そんな生活をずっと繰り返していて。

D:お友だちのご意見に賛成です……。

O:それで今インタビューを行っている場所、シラハマ校舎を紹介してもらいました。

D:廃校を利用した複合施設なんておもしろいですね。海のすぐそばで気持ちいいです。

O:このセカンドハウスを借りてから仕事のやり方が変わりました。週末にここでひとりでゆっくりしていると、いいアイデアが出てきます。そのアイデアを月曜日に会社に持っていって会議をすると仕事の進みが早い。結果的に業務効率がよくなったんです。



 



①南房総の海沿いにあるシラハマ校舎。廃校をリノベーションした複合施設で、大髙さんはセカンドハウスとして利用している。宿泊も可能だ。
②目の前の海は癒しの場所。散歩したり、本を持ってきてゆっくり読んだりと、ビーチで気ままに過ごす時間が新たなアイデアと活力を生むという。
③もともと教室だったという大髙さんの憩いの部屋。「空間の質を高めるために、DULTON の雑貨は欠かせません」


 

 



④海で拾った流木に小さな物語を感じるオブジェ。遊び心をそのままかたちにする。
⑤香木のパロサントに火をつける。自然のなかにある別荘で思いつくままに遊び、暮らすことでおのずと五感に磨きがかかる。
⑥黒板に描かれたアイデア。子どものような自由な発想が大きなプロジェクトの種となることもある。

 


自然豊かな暮らしと好きなものに磨かれる五感

D:セカンドハウスのお部屋には DULTON のアイテムがたくさんありますね。

O:心からゆっくりするために空間にこだわりたいですから。ノイズになるものを全部排除して、そうではないものに置き換えようとするとき、気の利いた雑貨が DULTON にあるんですよね。

D:ありがとうございます。暮らしにまつわるあらゆる場面に DULTON らしさを加えていきたいと思っています。

O:蚊取り線香にこだわるとか、キャンドルにこだわるとか、洗濯ばさみにこだわるとか、生活の価値を上げてくれる日用品がある。そして見た目だけじゃなく、使い勝手もいい。

D:好きなものだけに囲まれたセカンドハウスでの時間、素敵ですね。自然のなかで暮らすと五感がより働きそうです。

O:シラハマ校舎で週末を過ごすようになってから、体を動かしたりアナログなものをつくるという人間の原点に帰ったライフスタイルを大事に思うようになりました。VMD がメインとする感覚は視覚ですが、ここでは自然に触れ、香りや音、自炊をして食べることなどを楽しんでいます。これからも五感に磨きをかけて、笑顔が生まれる楽しい空間を提案していきたいです。



 


 

大髙さんがシラハマ校舎で愛用する DULTON のアイテムをご紹介。
①「本来は緊急用のキャンドルですが、友だちが来た夜にこの灯りで食事をするとかならず『かわいい!』って言ってもらえます。英語表記だから様になるんです。4hearts のイメージカラーと同じ赤であることも気に入ってます」
EMERGENCY CANDLE エマージェンシー キャンドル  ¥880(税込)
②「こんなおしゃれな蚊取り線香ホルダーはなかなかないです。横型は火が途中で消えなくていい。折りたたみ式だからコンパクトに収納できます」
MOSQUITO COIL HOLDER RED モスキート コイル ホルダー  ¥1,870(税込)
③「インテリアになじむピンチハンガーもめずらしい。日用品にこだわると空間の質がグッと上がります」
PINCH HANGER L 26CLIPS ALUMINUM ピンチ ハンガー L 26クリップ  ¥1,980(税込)
④「DULTON おなじみのゴミ箱ははずせません。色はもちろん赤を選びました」
PLASTIC TRASH CAN 45L RED プラスチック トラッシュカン 45リットル  ¥9,240(税込)
⑤「以前に DULTON で買った木製のピンボール。コンビニでおごる人、ゴミ捨てをする人などを盤面に書いてある点数で決めて遊んでます」
⑥「海辺なので、魚のクッションが生き生きしますよね(笑)」
FISHES PIKE 195 フィッシーズ パイク 195  ¥13,200(税込)




「誰もが同じく持つ時間をどこでどう過ごすか」
大髙さんとお話しをして、あらためて考えさせられました。
日常と切り離した自分のための時間と場所があれば、プライベートも仕事もより充実する。
そして、ディテールへのこだわりこそが空間の質を上げる。
自然とふれあい、体を使って楽しみながら五感を磨く。
空間演出のプロフェッショナルの言葉には日々の暮らしを豊かにするたくさんのヒントがありました。
ちょっと不便な場所で、好きな人や好きなものに囲まれている。
そんな時間にこそ、笑顔のもとがたくさんひそんでいるのかもしれません。


※表記されている価格は記事制作時のものとなります。現状の価格はアイテムのリンク先をご確認ください。

 


Vol.1 はこちら>

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