PICK UP D-PEOPLE #04 Vol.1 | 雑貨が空間の質を上げてくれる
大髙啓二さん
4hearts 代表。VMD + 五感空間デザイナー
PICK UP D-PEOPLE とは? >
PICK UP D-PEOPLE とは?
「道具を愉しむことで得られる豊かさがある」
DULTONがつくりだすプロダクトとそれらが織りなす空間にはそんな信念が込められています。
「PICK UP D-PEOPLE」は DULTON の信念に共感した人たちを紹介する連載企画です。
さまざまなフィールドで活躍するユニークな方々とのトークをお楽しみください。
Profile
おおたかけいじ 1968年6月6日、山梨県生まれ。東京都在住。百貨店の販売スタッフを経験したのち、VMD 担当として売り場づくりの チーフディレクター、インストラクターを務める。2013 年、VMD に光・音・香・体験という五感の演出をプラスした空間デザインでリアル店舗を強くするサポートカンパニー 4hearts を設立。多彩な分野の空間プロデュースや人材育成、講演活動を行っている。
全 2 回のうちの Vol.1 ではそのユニークなお仕事、そして VMD の専門家として多角的に見た DULTON の魅力についてお届けします。
Vol.2 はこちら>
五感を生かした空間づくりと根底にある思い
DULTON(以下D):大髙さんのお仕事をわかりやすく教えてください。
大髙さん(以下O):レイアウトやゾーニング、仕組みづくり、人材育成など店舗の売り上げを増やすためのコンサルティング、いわゆる VMD の専門家です。そして、たとえば「クリスマス」というように、求められたテーマに合わせた空間演出も行っています。空間のデザインにおいてふたつの顔を持っている感じですね。
D:いずれかだけではないところがおもしろいですね。肩書きに「五感」という言葉が入っている点もユニークです。
O:VMD は見せ方のテクニックを駆使して物を売ること。もちろん僕も店舗の売り上げアップを目指すのですが、思い描くゴールはお客さまを笑顔にすること。VMD の基本テクニックに人間の五感を要素に加えて彩った空間でお客さまに喜んでもらい、その結果として商品やサービスを買っていただきたいんです。
D:人が楽しむ場所をつくっているんですね。
O:そうなんですよ。僕はもともとデパートの販売員を 16 年間やっていました。そのときにいろいろなアイデアで売り場を盛り上げ、接客サービス部門と売上部門で全国 1 万人のトップになったことがあります。そんな実績を買われて、グループ会社の VMD の専門部署に抜擢されたことが今の仕事の始まり。お客さまにいちばん近いところにいた経験を大事にしたいんです。
D:ますますユニークですばらしいです! DULTON 自由が丘店の VMD も担当していただきました。
O:ディスプレイを扱う仕事柄、DULTON のことは以前から知っています。ライフスタイルの先を行っているブランドというイメージを持っていました。それで「アメリカの映画のような世界観がすてきだな。いつか DULTON と仕事をできたらいいな」と思っていたんです。その夢が 2020 年に叶いました。
D:おかげさまで、コロナ禍にもかかわらず多くのお客さまにショッピングを楽しんでもらえました。
大髙さんが手がけたプロジェクトの数々。LOVE・LIFE・LIVE・LIKEという 4 つのハートを込めた仕事は多岐にわたる。
①KITTE 丸の内のクリスマスイベント「WHITE KITTE」の空間演出。和紙を使ったクリスマスツリーと日本の伝統文様である雪華文をデザインした約 12000 枚の和紙による装飾で「にっぽんのクリスマス」を表現した。雪を踏みしめる音、刻々と変化する光も導入。2021 年。
②2022 年の「WHITE KITTE」は「KITTE の森 Winter Forest Christmas ~自然からの贈り物~」がテーマ。
③中古車販売店大手ガリバーが運営する、車選びの新業態「WOW!TOWN」の VMD を担当。車のある生活をリアルにイメージしながら回遊できる空間をつくった。
④「TED × Kumamoto」に登壇。「五感に触れるデザインで笑顔をつくる」をテーマに講演した。2017 年。
⑤中国コスメ業界最大のサミットでの講演会。「VMD+五感」でできあがる「ココロ価値空間」の話は国境を超えて共感を生む。
⑥DULTON 自由が丘店。海外のようなブランドイメージと五感で感じられるリアル店舗ならではの持ち味を最大限に生かした。
買って楽しい、見て楽しい DULTON の雑貨
D:DULTON と深くふれあい、あらためて思ったことはなんでしょう?
O:まず VMD の目線からですが、独自の世界観があるので見せる場所と買ってもらう場所のコントラストをはっきりとつけられる。つまりお客さま目線で言えば、店舗に行けば買い物ができるだけではなく、思いもしなかったような商品の組み合わせをディスプレイから学べるんです。お店に見せ場としての機能があるのが魅力ですね。
D:お客さま目線でほかに気づいたことはありますか?
O:生活雑貨にこだわりたいときは DULTON に行けばだいたいありますよね。VMD で関わる前まで DULTON は僕にとって什器の印象が強く、小物がそこまで充実していると思っていませんでした。
D:什器も雑貨も DULTON が強くこだわっているアイテムなのでうれしいです。
O:自分のライフスタイルを上げてくれる格好いい生活雑貨がある。デザインと実用性を兼ね備えた小物って意外と少ないんですよ。
D:「これ必要だけれど、格好いいのがないよね」という着眼点は DULTON の商品企画の切り口のひとつです。
O:今こうしてインタビューを受けているときに、僕がコンビニエンスストアのコーヒーをもとの容器のまま飲んでいたら写真が NG になっちゃうじゃないですか。それはひとりでいるときでも同じこと。雑貨が空間の質を上げてくれるんですよ。
①インタビューに答える大髙さん。コーヒーを飲むときはクラシカルな素材感とカラーリングが雰囲気を醸し出すホーローマグを愛用している。
SS RIM ENAMELED MUG RED/BLACK SS リム エナメル マグ
¥935(税込)
②食器の整理にはウッデンキャビネットを使用。自由な組み合わせを楽しめる点も DULTON の雑貨の持ち味だ。
WOODEN CABINET WITH CASTORS 4 LAYER ウッデンキャビネット ウィズキャスター 4レイヤー
¥28,600(税込)
③大髙さんが自分の時間を過ごすために借りている南房総「シラハマ校舎」の部屋。DULTON の雑貨がたくさん!
④部屋の片隅には DULTON BOY のフィギュアが。
⑤「小物で差をつけたいときに選びたいものが DULTON にはあるんです。このスリッパやタオルなんて、ホテルで暮らしてるような気分になれます」
DTN COTTON SLIPPER NATURAL M DTN コットン スリッパ M
¥1,980(税込)
DTN FACE TOWEL GRAY DTN フェイスタオル グレー
¥1,320(税込)
※表記されている価格は記事制作時のものとなります。現状の価格はアイテムのリンク先をご確認ください。
SHARE