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2024/02/27
    • D.F.Service 大宮店

【FIRE EXTINGUISHER BOX】もしもの火事に備えて

先日、DULTON FACTORY SERVICE OMIYAでは消防検査があり、消火器や避難経路について改めて見直しを行った。
もしもの火事などに備えてお客様やスタッフの安全を守るためにとても大事なことだ。

しかしそれにしても・・・消火器の設置方法というのはなんとかならないものだろうか。
万が一の際の取り出しやすさは大前提として、もっと設置方法の見た目にもこだわれないだろうか。
思い立ったら何でも自分たちで作ってみるのがFACTORY SERVICE、ということで今回は消火器BOXを作ってみた。

なお消火器の設置場所や設置方法については消防法で細かく定められているので、法令違反にならないように注意しよう。

目指したのは業務用のようなたたずまい

今回の消火器BOXで目指したのは、工場や倉庫で使われているような業務用っぽさのあるデザイン。
ざっくりとした無骨な作りにさりげなく刻印が入っていて、普段は気にも留めないけれど、よく見るとこれって意外とアリなんじゃないか?
そんな気持ちにさせる消火器BOX。

使用したのはMETAL BOX L GRAY ¥7,920-(tax in)とEMBOSS PLATE ¥3,960-(tax in)のみ。
とはいえ今回はMETAL BOXを切って、折り曲げて、塗装してとかなり加工したので、もはや原型をとどめていない。

ここからは製作の過程を紹介していく。

まずはデザインの肝になる刻印

消火器BOXのロゴとして選んだのは「DULTON FACTORY SERVICE」のロゴ。
お店にも大きく取り付けられたサインは他のDULTONとはスタイルが異なることを一目で伝えてくれる。

まずは印刷したロゴにカーボン紙を貼ってBOXに複写、そのあとにケガキ針と定規を使ってロゴに沿って線を彫っていく。
事前にケガキ針を使うことでラインがガタガタになるのを防ぎ、まっすぐに刻印を彫ることができる。
あとはホビールーターを使ってラインに沿って慎重に刻印を彫っていけばいいのだが、意外と慣れるまでは難しいので練習が必要。

ちなみにホビールーターもお店で販売しており、刻印だけでなくプラモデルの製作などでも大活躍する。
HOBBY ROUTER ¥2,979-(tax in)

思いっきり切断

一番手間のかかる刻印が彫れたら、次はBOXの切断。
事前にカットしたいところに線を書いておき、間違えてキズをつけてしまったり火花で塗装が溶けないように、使用する部分には養生テープを貼っている。

ディスクグラインダー、通称サンダーと呼ばれる工具でカットしていくのだが、この工具は使用の際にキックバックをしたり、砥石が割れて飛んだりと工事現場などでもケガをする人が多い。
また火花も飛ぶので周りに燃えやすいものが無いかも注意が必要。

消火器BOXを作る前に消火器を使うことになった・・・なんてことのないようにしたい。

耳の部分の折り曲げ

カットができたら今度はビスで壁に留めるための耳の部分を折り曲げていく。
そんなに分厚い板ではないので簡単だろうと思っていたら、これが意外と難しい。

万力で固定して軽く折り曲げながらハンマーで叩けばいいだろうと思っていたが、「コの字」になっている左右の部分がうまく叩けない。
なんとか折り曲げることはできたものの、まっすぐ直角とはならず・・・。
次に鉄板を折り曲げる際にはL型の治具でプレスするようにして曲げるなどの工夫が必要かも知れない。

このあとビスを留めるための穴をあけておくのも忘れずに。

仕上げの塗装

ここまで加工ができたら最後は塗装するのみ、とはいえ塗装するためにも下準備が色々と必要。
まずは切断した部分のバリを落としてケガをしないようにヤスリがけ。

次に耐水ペーパーで全体の表面をヤスリがけ、いわゆる足付けと言われるもので表面の凹凸を増やすことで塗料が密着しやすくなる。
表面についた粉などを一度キレイにしたら次は脱脂、塗装面についた油分などを落として表面がマダラになってしまったり、耐久性が落ちるのを防ぐためだ。

まだ塗装はしません。
念のためプライマーのスプレーも吹いて密着性を上げて、十分に乾いたらようやく塗装の工程に入ることができる。
今回はステンレスシルバーで塗装したのだが、鏡面にするにはまだまだ修行が必要らしい。

塗装したあとは十分に乾燥させてから壁に取り付け。
仕上げにEMBOSS PLATEでFIRE EXTINGUISHER(消火器)のサインを取り付けて、完成!!
    • D.F.Service 大宮店

 

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