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2024/11/26
    • D.F.Service 大宮店

【OLD KITCHEN SCALE】クリスマスディスプレイ

店内がカラフルなデコレーションに彩られ、すっかりクリスマスの季節になりました。

クリスマスのディスプレイを作っているとすごくかわいくなってきて、どこかにFACTORY SERVICEらしいエッセンスがほしくなります。

そこで今回はKITCHEN SCALEを使ってクリスマスディスプレイを作ってみました。
家に眠っている壊れてしまったスケールを活用して作るイメージで、そのままではなくエイジング塗装をしています。

少し専門的な話しもありますが、エイジング塗装にチャレンジしたい人はぜひご覧ください!

解体

まずバラバラにして下地処理をしていきます。

色の塗ってある面は180番くらいの紙やすりで全体をやすってからミッチャクロンを塗り、受け皿のステンレススチールはやすってしまうと傷が目立つのとステンレススチールの艶を生かしたエイジングにしたいのでミッチャクロンのみ塗っていきます。メモリの用紙とガラスには下地処理は必要ありません。

ガラス面には艶消しのクリアに薄いローアンバーくらいの色をミストで吹き付けると綺麗なガラスも古びた感じになります。

正解はないので自分のお好みで試してください。

塗装

錆は金属と空中の酸素や水分などが結合して発生する化学反応です。錆が発生しやすい箇所を想像して錆塗装をしていきます。

傷がついていて塗装が剥がれてしまい金属が表面に出ているところ、人がよく触り塗膜が薄いところ、ネジが先に錆出して錆垂れができてしまう・・・など想像して設定を決めます。

スケール本体の素材がスチールでスチールには鉄が含まれており赤錆が発生します。錆にも種類があり鉄などから発生するのが「赤錆」、10円や銅像などの銅の表面に発生する「緑青」、1円玉のアルミやニッケルの表面に発生する「白錆」などなど・・・錆の中でも緑青(ろくしょう)はすごく綺麗です。検索をお勧めします。

仕上げ

今回は海綿スポンジ、筆、エアブラシを使用してエイジングしてます。先に海綿スポンジで大まかに錆びさせたいところをポンポンして、その後に筆で海綿スポンジでは塗りきれなかった細かい場所などを塗っていきます。ネジなども忘れずに塗っていきます。

今回使う色は「バーントアンバー」「バーントシェナー」この2色を使用しました。バーントアンバーの方が暗い色なので先に塗ってその上にバーントシェナーを塗ると奥行きがでます。混ぜて使っても大丈夫ですが混ぜ過ぎずに色の差を出してあげるとよりリアル感がでます。
最後の仕上げで全体のツヤと色むらをエアブラシで整えたら完成です。
受け皿の上にオーナメントやクリスマスグッズを置いてディスプレイとして置いてみてはいかがでしょうか。

店内のディスプレイで実際に使用していますのでご来店された時は探してみてください。
    • D.F.Service 大宮店

 

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