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PICK UP D-PEOPLE #02 Vol.2
中村敏也さん
Planetary Cabin / 二級建築士 / ログハウスビルダー
「道具を愉しむことで得られる豊かさがある」
DULTONが作り出すプロダクトとそれらが織りなす空間にはそんな信念が込められています。
様々なフィールドで活躍する人々の中からDULTONの信念に共感した人物を紹介する PICK UP D-PEOPLE。
第二回は Planetary Cabin 代表 / 二級建築士 / ログハウスビルダーの中村敏也さんです。
Vol.1・Vol.2 の 2 回に分けてご紹介します。
Vol.1 はこちら>
Profile
1966年11月10日 山口県生まれ、徳島県阿南市在住
大学卒業後、住宅メーカーの営業を 12 年勤務。
現場での仕様変更などが一切出来ないシステマティックな住宅の作り方に限界を感じ、退社。
自ら作り手となるべくカナダのログハウススクールへ留学。
その後、日本のログハウスメーカーを経て 2019 年に独立。
自ら建てたログハウスに妻とワンコ一匹・ニャンコ四匹と共にのんびり暮らしている。
▼徳島県海部郡海陽町にあるビーチハウス
Vol.1 ではトシさんの素敵な自宅・ワイルドなガレージなどを見せてもらった。
後半にあたる vol.2 ではトシさんのアザーサイドに踏み込ませてもらう。
徳島県海部郡海陽町にある『PACIFICO SURF HOUSE by the Sea』 木目の出方が特徴的な異国情緒あふれるビーチハウスである。
トシさんが建てた施設を訪れ、その隅々まで堪能させて頂きます。
Q1:
トシさんの建築物は特に木目の出方が特徴的だと感じています。
ご自身の建築物へのこだわりを教えてください。
A1:
自然の木には直線な部分は無く、すべて曲線で出来ていますよね。
それぞれの木の曲がったところや、でこぼこをそのまま使ったりすることで、暮らす人や使う人に癒しや安心感が生まれるのではないかと思っています。
実は本来の木の形を活かした木材を用意する方が、一般的な直線カットの木材よりコストがかかります。
そういう意味ではこだわって続けている表現のひとつですね。
トシさんが作り出す有機的なパターンには実に様々なバリエーションがある。
そしてこちらのビーチハウスにもDULTONのプロダクトがたくさん使用されていました !
▼無理を言って見せてもらった仕事場
前述したビーチハウスの傍に、施行中の建物がある。
こちらはトシさんが絶賛施工中の飲食施設。
どの様な過程で建物が仕上がっていくのかを体感する為に、内覧をさせて頂いた。
オープン予定は2022 年 4 月頃との事。
作業風景のほんの一部ではあるが写真に収めさせてもらった。
目の前が海という最高のロケーションの施工現場。昼休みにサーフィンに興じることもしばしば。脚立の横には大量のサーフボードが。
バラバラの色の板を組み合わせた自由を感じるカラーリングはトシさんらしい遊び心(写真左)
Q2:
生活の一部になっているのではないかと思いますが、サーフィンとはどの様に出会ったのでしょうか?
A2:
元々はカヌーで川下りが趣味で、カナダのユーコン川や四国では四万十川や吉野川を何日もかけて下っていました。
その縁で四国に移住してきましたが、波のない瀬戸内海では難しいサーフィンが身近にあり、ライフワークとして根付いていることがとても新鮮に映りました。
そしてこの地に暮らし始めると、必然的に自分自身の日常もそうなってしまいました。
Q3:
徳島県のコミュニティはすごく魅力的だと感じました。
トシさんの周りにいる方々 ( 奥様や仲間達! ) のお話を伺ってもよろしいでしょうか?
A3:
妻は実店舗を持たず、イベントなどへポップアップ出店する神出鬼没のマフィン屋さんです。
仲間たちも、ヨガマスターやプロサーファー、藍染師やグラフィックデザイナーなどその道では有名なスペシャリストが沢山います。
皆自分の生活を楽しみ、ゆとりある時間の使い方をしています。
徳島の豊かな自然がそうさせるのでしょうか。
奥様の経営する Planetary Muffin のトレーラーショップも設計施工はもちろんトシさん。
Q4:
最後になりましたが... 今後の自身のライフワークの展望があればお聞かせ頂けますか?
A4:
サーフィンはもちろんプライベートを充実させつつマイペースで仕事できればと思います。
建築の仕事に限らず、妻の Planetary Muffin の業務をもっと手伝ったり、DULTON のアイテムを扱えるお店も夢見ています。
プラネタリーと言う言葉には『きまぐれ』と言う意味も込められているらしい。
夫婦ともに、プラネタリーを冠した名前を背負っている。
『きまぐれ』と言う言葉では片づけられないくらい緻密に積み上げられた戦略が伺える。
今後は DULTON 製品を扱うお店の企画も考えているとのこと。 凄腕ログハウスビルダーとどの様に連携していけるか。
想像を膨らませながら、楽しみにしていこうと思う。
トシさん、貴重なお時間をありがとうございました。
Vol.1 はこちら>
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