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2025/10/20
    • DULTON 神南店

【GARBAGE CAN】20年以上の時を刻み続ける、ダルトンのゴミ箱

ダルトンのガベージカン。

シンプルで無骨、でもどこか愛嬌のあるデザイン。
使う人の暮らしにそっと寄り添いながら、その存在感はしっかりと空間に残る──。

ダルトンのメインプロダクトとして、20年以上も愛されてきたロングセラー商品である。

ゴミ箱の美学

「ゴミ箱ひとつ考えても、機能だけならどんな形でも大抵は間に合いますよね。
でも、ゴミを集めることで部屋を美しくするのが目的なのに、
ゴミ箱自体が美しくないのは本末転倒じゃないかと思うんです。」

こう語ったのは、ダルトンの創業者である。

思い返せば自身が入社したての頃、
こんなに豊富な種類があるのかと感動した記憶がある。
中にはまるでインテリアの様な、デザイン性の高い物もあった。

単なるゴミを入れる容器ではない。
空間や暮らしに豊かさを与えてくれる美しいものがいい、
そんな想いがあったからなのだと、今なら深く頷ける。

カラーバリエーションの歩み

初めてスチール製のガベージカンをダルトンで販売したのは、2002年。

カラーバリエーションの移り変わりとともに、
最前線に立って23年間ブランドを牽引してきた。

2002年、当時販売していたカラーは、
HOT-DIP GALVANIZED・RED・IVORY・ BLUE・ YELLOWの5色。

次に、SILVER・BROWNが追加され、
その後もH.GRAY・MINT GREEN ・RAW・BLACK・ORANGE・GREEN・PINK・SAX BLUEなど、多彩なカラーバリエーションを見せた。

我々の得意とするパウダーペイントでカラータイプのガベージカンを販売したことで、
これまでGALVANIZEDが主流だったゴミ箱に新しいイメージを与えることができたのではないだろうか。

2016年には直営店限定カラーのNAVY、2022年には期間限定カラーとしてGRAY GREENが発売され、
昨年2024年にはシリーズ史上最もハードともいえるステンレススチールのガベージカンも登場した。

尚、販売開始当初の4色RED・IVORY・ BLUE・ YELLOWは、
23年経った今、ブランドを象徴するアイコン的なカラーとして不動の存在となっている。

デザインのこだわりを探る

一見シンプルなその姿にも、目を凝らすとデザインのこだわりが見えてくる。

実は、ガベージカンは種類によってステッカーのデザインを変えており、
ステッカーひとつ取っても、そこには確かなストーリーが宿っている。

強靭なメタルのボディに着想を得て、
モチーフにはRhinoceros、 Armadillo、Tortoise、などの動物達が選ばれた。
どれも、鎧を纏っているような生き物であり、その象徴性がデザインに重なる。

特にArmadilloはスペイン語の「鎧を着たもの」に由来するとも言われ、まさしくイメージ通りである。

【Rhinoceros】品番:100-105,100-106 GARBAGE CAN
【Armadillo】品番:100-196 BABY GARBAGE CAN
【Tortoise】品番:100-244 MICRO GARBAGE CAN

ステンレスタイプ(品番:100-106-SSL)は、
同じくRhinocerosのモチーフでありながらカラータイプと比べるとややステッカーのデザインが異なる。
じっくり眺めて、ぜひ違いを楽しんで欲しい。

また、ガベージカンのボディ部分のエンボスデザインは、
装飾ではなく、ハードユースを見据えた強度を高めるための機能的な形状が導いた、構造の美が息づいている。

さらに、このガベージカンや、ダルトンのメタルプロダクトは、
主にパウダーペイントという塗装を施している。

塗膜が厚いため耐久性が高く均一でなめらかな仕上がりになる特徴があり、
ガベージカンの構造美的なデザインや、
メタルプロダクトの家具特有のR加工の美しさを表現するために、
デザインの一部として一役買ってくれているのだ。

ダルトンのガベージカンとは

日常の中で一番身近な”ゴミ箱”に、”美しさ”を求めること。

ダルトンのガベージカンは、そんな想いを静かに語りかけてくれる存在なのかもしれない。
    • 神南店

 

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