STORE BLOG店舗ブログ

2025/03/17
    • DULTON 自由が丘店

【POST CARD】あえてすこし面倒な、手書きのメッセージ

旅先から、旅の思い出と共にポストカードを誰かに送る。
グリーティングカードとして、メッセージを書き込んで送る。

海外では、そういった文化が根付いているためか、街中の至る所で見掛けるポストカード。
文具店や雑貨店はもちろん、スーパーの一角にも。
いかに生活に馴染んだ存在であるかが窺える。

現代の日本で日常的に手書きのメッセージを送り合う、という習慣はなかなかないだろう。
ましてや、ポストカードのコーナーを設けてまで売っている場所はかなり限られてくる。

時代の変化と共に、わざわざ手間をかけて文字を書かなくてもメッセージを送る方法はいくらでも存在し、
液晶の画面を操作すれば、早い上に間違えて入力しても打ち直せばいい、何よりも楽である。

そんな現代だからこそ、ひとからもらう手書きのメッセージは、心が躍るのを感じる。

「便利ではないかもしれないが、心に豊かさを感じさせるものを創っていこう」
創業以来DULTONが掲げてきたこの言葉に、これほどマッチする存在があっただろうか。

便利な時代だからこそすこし手間のかかる、アナログさが愛嬌とまで感じる存在。
今回は、そんな思いが込められて商品化に至った、ポストカードについて綴ろうと思う。

POST CARDの歴史

そもそもポストカードには、どんな歴史があるのだろうか?

ポストカードの起源は、1869年のオーストリアまで遡る。
遠方に住むひとに、気軽にメッセージを送ることができる便利なものとして、徐々に欧米に広がっていったのだとか。
日本にはその4年後の1873年(明治6年)に初めて発行されたそう。

当時は、片面に住所、もう片面にメッセージを、といったとてもシンプルなものだったようだが、
印刷技術が発達し、挿絵や写真が使われるようになり、進化を遂げて現代の形になっていったらしい。

かれこれ150年ほどの歴史があるポストカード。
日本では時代と共に見る機会も減ってきてはいるが、海外ではあえて「贈る」文化が根付いている。

あえて古典的な手書きは、余裕を愉しむもの

ポストカードは実に古典的な通信手段だ。
だからこそ、あえて時間と手間をかけてメッセージを手書きで贈る事は、どこか心を豊かにしてくれるような気がする。

そこには相手に思い出を共有したいという気持ち、メッセージを送りたいという気持ち、
そして、少し面倒だからこそ、どこか「余裕」があるものだと私は感じる。

グリーティングカードとしてメッセージを贈る。
旅先の思い出と共に、家族や友人宛にポストカードを贈る。
日記のように、自分宛に書くのも面白い。
その国の切手、消印があるだけで特別なものになるし、ふと見返した時に思い出がフラッシュバックするような気持ちにもなれるだろう。

DULTONの歴史が刻まれたデザインたち

2024年から販売をスタートしたDULTONオリジナルのポストカード。
50種を超えるラインナップは、DULTONファンの方なら、どこかで見覚えがあるものも多いかもしれない。

DULTONを代表する愛嬌たっぷりのキャラクター「D-BOY」をはじめ、
商品のパッケージ、プロダクトのデザイン、過去に販売されたTシャツのプリント、
各店舗のショップカード、OPEN当時のフロアマップなど、
全て創業以来受け継いできたこだわりのデザインたち。

見比べて選ぶ楽しさや時間も含め、実際に手にとって見て頂きたい存在だ。

あえて「すこし面倒」を選ぶ意味

機械を使えばどこにいても、気軽にメッセージやプレゼントを贈ることができる現代。

それでも、贈るひとの事を考えてデザインを選び、
あえて時間と手間をかけて手書きで贈る海外のポストカード文化には、
愛嬌と、どこか余裕があるような、憧れすら感じる。

便利すぎる時代だからこそ「そんな文化を大切にしたい」という思いと憧れがDULTONのポストカードには込められている。

これを機に、あえてすこし面倒な、手書きのメッセージを大切な人へ贈ってみてはいかがだろうか。
    • 自由が丘店

 

SHARE

  • facebook
  • Twitter
  • LINE