STORE BLOG 詳細 | ダルトン

STORE BLOG店舗ブログ

【CANDLE NIGHT】たまには電気を消してスローな夜を

毎年、夏至の日にキャンドルナイトというイベントが開催されているのをご存知だろうか。

カナダで始まった「電気を消してキャンドルを灯して過ごそう」というスローライフ運動の一つで、今年は6月21日(水)の夏至の日に行われる。

今回はキャンドルナイトにぴったりな2種類のランタンをガーデン用のセメントポットで作ってみた。
なお参考にされる際はキャンドルの火の扱いに十分注意してほしい。

外に出て大切な人とスローな夜を

気温が暖かくなり外で過ごす時間も増えたこの頃。
キャンドルナイトに庭や、バルコニーのテラスで食事を楽しむなんて過ごし方はいかがだろうか。

キャンドルのほんのりとした灯りは頭と体の緊張をほぐし、リラックスさせてくれる。
また緊張をやわらげてくれることからコミュニケーションも取りやすくなり、人の表情を魅力的に見せてくれたり料理が美味しく見える効果も。

デンマークでは「親しい人と過ごす居心地の良い雰囲気」という意味の「Hygge」という言葉がある。
キャンドル消費量世界1位のデンマークでは「Hygge」な時間を過ごす時、室内のあちこちにキャンドルを灯すそうだ。

使用した材料と工具たち

G20-0219M “CEMENT POT ROUND M”　¥1,540-(税込)
G20-0219S “CEMENT POT ROUND S”　¥990-(税込)
A655-758LPL “SOLID PLANTER CUBE L PLAIN”　¥1,650-(税込)
A655-758SPL “SOLID PLANTER CUBE S PLAIN”　¥1,100-(税込)

他には頭がなく全体がネジになっている3/8インチの寸切ボルト、M10のナット・ワッシャー・袋ナット。
置き型のランタンの足を作るためにM6の15mmボルト・ワッシャー・袋ナット。
ゆるみ止めとして各サイズのスプリングワッシャーも忘れずに。
それからランタンを吊るすため、先が輪になっているアイナットやチェーン、カラビナなど。

またポットのソーサーに穴をあけるためにコンクリート用のドリルを各サイズ用意した。

切断と穴あけ

①寸切ボルトを200mmの長さにカットする。
ホームセンターで1mか285mmで売っているので自分で切るかホームセンターでカットしてもらおう。
電動工具を使用する際はケガをしないように、また切ったところは鉄用のヤスリで丸めておくと安心。

②ソーサーの真ん中にボルトを通す穴をあける。
3/8インチのボルトは直径が約9.5mmになるので、10mmぐらいの大きさをあける必要がある。
一気にあけると位置がズレたり割れてしまうので、最初は小さい穴をあけてすこしずつ大きいドリルであける方が無難。今回は鉄鋼用の1.5mmで位置を決めてから3mm、6mm、10mmとあけていった。

ボルトとナットで組立

③ボルトとナットを使って組み立てていく。
置き型のランタンは自立するように4隅にも穴をあけてM6のボルトと袋ナットで足をつけた。
ナットで高さを調整しながらポットをはめていくのだが、締め付けすぎると割れてしまうのでほどほどに。

④小さいポットの上に大きいポットをかぶせる。
間にナットを入れてポット同士に隙間ができるようにしているのだが、これはキャンドルヒーターとしても使用できるように。
キャンドルヒーターについては次で詳しく説明しよう。

全てのナットを留めて、置き型には袋ナットを、吊り下げ型にはアイナットとチェーンをつけて完成。
置き型の方はSのソーサーを、吊り下げ型はSとMのソーサーを重ねて使用している。

完成！そしてキャンドルヒーターとは？

このランタン、夏のキャンドルナイトだけでなく冬はキャンドルヒーターとしても利用できる。
キャンドルヒーターとはその名の通りキャンドルの熱で暖を取るためのもので、小さいポットと大きいポットの間にキャンドルの熱をためて、部屋の空気と循環することで暖房の代わりになるというもの。

一般的にはテラコッタ製のポットで作ると良いらしく、輻射熱でゆっくり部屋の温度を温めてくれるとか。
エアコンほどの効果は無いけれど、少し肌寒い時には十分だそうなのでぜひお試しあれ。

またアロマキャンドルの中には「シトロネラ」などのハーブが配合されているものもあり、古くから虫に対して忌避成分があるとされ広く利用されている。
キャンドルを灯せばロマンティックな雰囲気を作ってくれるだけでなく、ヒーターにもなり虫除けにもなって一石三鳥。

今回作ったランタンはシンプルなセメント素材でどんなテイストにも合うはずなので、ぜひ作ってみてほしい。